ごみ拾いを始めようと思うけれど、何を準備すればよい?
集めたごみは、自分で処分しなければいけないの?
分別するのはハードルが高いな…。
一人で続けられるか、不安があるなぁ…。
仲間を見つけるにはどうしたら良いんだろう。
このような方のお悩みにお答えします。
ごみ拾いに必要な道具は、簡単に入手できます
ごみ拾いに必要な道具は、火ばさみ(トング)、軍手、ごみ袋です。
火ばさみ(トング)
汚れや危険な物から手を守るためのものです。最初は使い終えたキッチン・BBQ用のトングでも良いですね。続けられそうであれば、おすすめはこちらです。
- 柄が長いと、拾う時に身をかがめる必要がなく、腰に優しい
- 先にゴムのグリップがついているものは、細かいごみもしっかりキャッチして拾いやすい
具体例
ゴミ拾い・環境イベントポータル’BLUESHIP’に団体登録をした時に、青いトングが10本支給されました。
また、キャンペーンで1年に6回以上ごみ拾いイベントを行い報告すると、柄が長くゴムのグリップのついた特別なトングが贈られてきました。
市販品のオススメ
こちらのトングをケース(傘袋などで代用化)に入れて、ごみ拾いに参加される方がいらっしゃいます。
これだと、汚れを気にせず持ち歩けますね。
軍手
汚れや危険な物から手を守るためのものです。火ばさみ(トング)があれば、素手でも良さそうです。
具体例
BLUESHIPで年に1回行われる「アクション!海の日!ブルーサンタ」にイベント登録すると、オリジナル軍手が贈られました。また、「Hokkaido海のクリーンアップ大作戦!」に参加した際の景品も、オリジナル軍手でした。
ごみ袋
市町村によっては、拾ったごみを入れる袋を支給してくれる場合があります。
具体例
恵庭市の場合は、40Lのボランティア清掃ごみ袋が配布されます。個人か団体かによって、一度にもらえる枚数には制限があります。
ごみを袋に入れにくい!そんな時。
火ばさみ(トング)とごみ袋で両手がふさがっちゃう。
風が強いと、ごみを袋に入れにくいよ~。
具体例
カゴにごみ袋をセットして持ち運ぶ
気軽にごみ拾いをする時にオススメの方法です。
コンテナキャリーにごみ袋をセットして持ち運ぶ
大きいごみ、重たいごみを持ち運ぶのに便利です。
ごみ拾いローカルヒーロー アルケイドさんに勧めて頂きました。
2輪タイプを使用しています。4輪でキャスターが回転するものもあります。
連係プレーでごみを拾う
何人かでごみを拾うときは、袋を持つ人、ごみを拾う人が一緒に歩くと、やりやすく、会話も弾みます。
集めたごみは、市町村の回収サービスを利用します
回収方法は、市町村によって異なります。また、持ちきれないほどの粗大ゴミを見つけたときも、対処法があります。
具体例
ごみの回収
恵庭市では、『ボランティア清掃ごみ袋回収フォーム』より依頼をすると、指定した場所でごみ袋を回収してもらうことができます。
市のホームページによると、「市内の環境美化を目的に、道路や後援など公共の場所を無償で清掃した際に発生したごみが対象」で、市役所や支所、町内会担当宅で受け取りができ、個人か団体かで1度に受け取れる枚数が異なります。
恵庭市ホームページ ボランティア清掃について
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/seikatsukankyoubu/kankyoseisakushitsu_haikibutsukanrika/gomi_recycle/5/1407.html
ごみの分別
恵庭市では、拾ったごみを分別する必要はありません。ごみ袋は個別回収され、そのまま埋め立て処分場に運ばれます。
過去に、ごみ拾いをした人に分別を委ねていた時期がありましたが、ケガや衛生上の懸念があること、ごみ拾い自体のハードルがあがってしまう等の理由で、分別しなくてもよいルールに変わったそうです。
不法投棄を見つけたとき
粗大ゴミなど、持ち帰れないほど大きなごみを見つけた時は、不法投棄回収フォームから情報提供をすることができます。
市のホームページによると、「不法投棄は犯罪で、5年以下の懲役もしくは1,000万円(法人は3億円)以下の罰金が科せられる」そうです。 未然に防ぐために、市内全域のパトロールを行っているほか、市民からの情報をもとに警察と連携し対象の特定などを進めているそうです。
恵庭市ホームページ 不法投棄を発見したら
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/seikatsukankyoubu/kankyoseisakushitsu_haikibutsukanrika/gomi_recycle/5/1427.html
一人で拾う? 仲間と一緒に拾う? どちらもOK!
一人でのごみ拾いは、始めやすい
理由
- 気が向いたときに、すぐできる
- 日程調整の必要がない
- 天候や気分によって、やめることも容易い
- 普段はなかなか持てないひとり時間を味わうことができる
- 早朝などの時間を有効利用できる
具体例
個人でごみ拾い活動をされている、お仲間のはぜらんさんのブログで、『個人でゴミ拾いボランティアを始めるときの注意点』について投稿されています。
はぜらんさんのブログ
https://hazeran-blog.com/pickupgarbage/
世界規模のゴミ拾いを広めるSNS「Pirika」で身近にゴミ拾いをしている人と繋がりながらの活動がオススメだそうです。
ごみ拾いSNSピリカのページ
https://corp.pirika.org/sns-pirika/
仲間とのごみ拾いは、続けやすい
理由
- 告知や日程調整の必要がある分、気分に左右されない
- 価値観の近い仲間と出会える
- 仲間の笑顔が、次回への原動力になる
具体例
5年間の間に、やめようと思ったことが何度もありました。けれど、企画したごみ拾いには、必ず誰か一人は参加してくれました。
一人でも参加してくれたら、次もやろう。そう思い続けて今に至り、30回、300名を超える方と一緒にごみを拾うことができています。
ゴミ拾い・環境イベントポータル’BLUESHIP’
青いサンタがごみを拾い、子ども達にきれいな海をプレゼントする取り組みです。
海と日本PROJECT(日本財団とNPO法人海さくら)が運営するポータルサイト‘BLUE SHIP’に登録すると、楽しく続けられるように、ブルーサンタTシャツやトング、オリジナルグッズの支給など様々な支援を受けることができます。
えこにわは、2020年より登録をしています。
BLUESHIPには、家族単位など、個人で登録をすることもできます。
ゴミ拾い・環境イベントポータル’BLUESHIP’https://blueshipjapan.com/
BLUE SHIPでは簡単にごみ拾いイベントを探したり、登録してイベント・団体をPRすることができます!
恵庭市の取り組み
広報えにわ2024年7月号に特集「ポイ捨てのないきれいなえにわづくり」が掲載されています。
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/1/20240701_P0203.pdf
https://www.city.eniwa.hokkaido.jp/material/files/group/1/20240701_P0405.pdf
「きれいなまちづくり条例」を制定している恵庭市で、市職員や市民ボランティアなど様々な方が清掃活動を続けている様子が、広く市民に伝えられています。
まとめ
道具は・集めたごみは・メンバーはどうする?ごみ拾いを始めるための3つの疑問についてお伝えしました。
- ごみ拾いに必要な道具(火ばさみ(トング)、軍手、ごみ袋)は、簡単に入手できて、無償の場合もあります。
- 集めたごみは、市町村の回収サービスを利用します。個別回収や一般ごみと同じ方法など市町村により様々、分別が必要な場合もあります。
- 一人で拾う? 仲間と一緒に拾う? どちらもOK!です。
自分に合った方法で、一度試してみませんか。いつでも、だれでも始めやすいのがごみ拾いの素敵なところ。
あなたも、子ども達にきれいな海をプレゼントする仲間になりましょう。