・子供達の真剣な表情や、笑顔が見られたのがとても幸せだった!
・子どもも大人も、活発に質問したり、講師の中島さんと言葉を交わす姿が見られた
・海やしんかい6500、深海魚に興味のある小学生がたくさん来てくれた!
これは、学習会を終えたスタッフからの感想の言葉です。
こんな学習会でした

〈小学生の部〉
日時:2025年11月30日(日)10時~12時
場所:えにあす会議室8
対象・定員:小学生40名
参加費:500円
子どもゆめ基金助成活動
共催:チトセコ
協力:労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団
FMe-niwa
一社)日本社会連帯機構 北海道地方委員会
後援:恵庭市 恵庭市教育委員会 北海道新聞社

〈一般の部〉
日時:2025年11月30日(日)13:30-15:00
場所:えにあす会議室8
対象:どなたでも
定員:25名
参加費:500円
協力:労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団
FMe-niwa
一社)日本社会連帯機構 北海道地方委員会
後援:恵庭市 恵庭市教育委員会
講師について

中嶋亮太さん
国立研究開発法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC)
海洋プラスチック動態研究グループ グループリーダー/主任研究員
有人潜水調査船「しんかい6500」で海洋プラスチックごみの調査研究を行いながら、NHK Eテレ「サイエンスZERO」 等メディアへの出演、各種講演会、ウェブサイト「プラなし生活」(https://lessplasticlife.com/)の運営など精力的に活動している若手研究者。
小学生の部32名、一般の部25名でした
小学校から家庭に配布したチラシを見た方、スタッフからのお誘いで参加、ホームページやSNSを見て参加された方もいらっしゃいました。深海魚に興味があることがきっかけで参加された子どもも多かったです。一般の部では、スタッフの呼びかけでご家族、ご友人、職場の仲間などが集まりました。
学習会の様子
小学生の部
フィールドワーク・クイズ
「生活圏にあるマイクロプラスチックを探そう!」と、4グループに分かれて、会場周辺の公園や道路に落ちているプラスチックごみを拾いました。30分ほどで、ボランティア袋40Lが1袋分ごみが集まりました。




グループワーク・実験
「プラスチックは沈む?沈まない?」
グループ毎に、フィールドワークで集めたマイクロプラスチックや、ペットボトル、レジ袋など各種プラ製品をハサミで切って水槽の水に入れ、浮き沈みを予測・観察しました。




プラスチックの成分によって、水に浮くもの、沈むものがあることを確認。水に浮くものも、海の中でフジツボなど動植物に覆われることによって、海の底に沈んでいってしまうことを教わりました。
講演
講師の中嶋さんが、しんかい6500で実際に海に潜り撮影した、海の底の動画を観ました。至る所にプラスチックが。「プラスチック汚染からは逃げられない」その事実を知りました。
リビング、キッチン、寝室、お風呂。私達の住まいをみても、いたるところにプラスチックが使われていますね。世界では毎年4億トンを超える生産、その重さは、世界中の全ての人間と同じ重さとなる計算。
人口が増えているのでさらに増えると言われています。
生産されたプラスチックのうち、リサイクルされているのはわずか9%で、残りは埋めたて、焼却、不法投棄され、環境に漏れ出ているそうです。深海では海水温が冷たくて、プラスチックが分解や劣化せず、1960年代につくられた食品のパッケージも、そのまま見つかったそうです。
味がなくおいしくもないプラスチックを、ウミガメや海鳥や魚やプランクトンはなぜ食べてしまうのか?
それは、プラスチックに匂いがつきやすく、生物が食べ物だとまちがってしまうから、とも教わりました。


グループワーク
この日に体験した、ごみ拾い、プラ製品を水に浮かべる実験、中嶋さんのお話を聴き、これから自分が取り組んでいきたいことを、カードに記入しました。


講演後の質問タイムでは、子どもからも大人からもたくさんの質問があがりました。
「深海にチンアナゴはいますか?」
深海魚好きの子ども達と中嶋さんの興味津々なやり取りも交わされました。



一般の部
大人向けの講演でした。視覚的にわかりやすく、高校生も参加され、活発な質問や意見交換が交わされました。





満足度100%の参加者の声
一般の部のアンケートでは、回答した全ての方に「満足」の声をいただきました。
アンケートに記入して頂いた「私にできること」宣言は、子ども達のカードと一緒に、1月に恵庭市立図書館に展示の予定です。
おわりに
千歳の市民団体「チトセコ」さん、恵庭・苫小牧・北広島のワーカーズコープ組合員、多くの方のご協力があり、学習会を成功させることができました。
ここでつながった地域のご縁を深め、みんなで勉強し、海洋プラスチック問題についてより積極的にアクションを拡げていきたいと思います!


