冷たい雨があがり、虹がかかった2024年10月28日。
20日前から集めているヘチマ水を回収しに、恵庭市内の共同畑に行きました。
20日間でヘチマ水は集まったでしょうか?
地面から生えたヘチマのツルの先をペットボトルに挿して固定し、集めたヘチマ水です。
株によって集まったヘチマ水の量は様々でした。
日に当たったためか、藻が生えてしまったものもありました。
ヘチマから化粧水を採る方法
ペットボトルから鍋にヘチマ水を注ぎます。
繊維質のようなものが浮いています。
目の細かいザルで、ヘチマ水をこします。
2回こした状態です。繊維質はほぼ取り除かれ、無色透明。ほんのりキュウリのような匂いがします。
保存ビンを煮沸消毒します。
ヘチマ水をビンに注ぎ、冷蔵庫で保管します。
今回、熱に弱い成分を残すために、煮沸をしませんでした。
そこで、防腐のため無水エタノールを5%の濃度で加えました。
お好みでグリセリンを加えると、とろみがついて使用感が良くなります。
ヘチマ化粧水の使い心地は?
手に取って肌にのばすと、さらっとした使い心地で、清涼感があります。水分がスーッと肌に染みこむのがわかります。
ボトルに詰め直し、ヘチマの畑に関わった方に配って、使って頂こうと思います。
ヘチマの実は、畑で乾くのを待っています
大きく育ったヘチマの実は、ツルを根元から切っているので、水分が徐々に抜けています。葉は枯れていました。
このまま茶色くなるまで乾かして、冬にヘチマたわしを作ります。
海を救うために
プラスチック製のスポンジで食器を洗うと、細かく砕けたマイクロプラスチックが、排水に流れ、海に行き着きます。
それは、長い間分解されずに漂い、巡りめぐって、新雪の中など私たちの身近なところに、還ってきているかもしれません。
できるだけ自然由来のものを使って暮らしたい。そして、手作りで楽しく、自然と触れあいながら、何ができるかな?
そう考えて始めたのが、ヘチマを育て、たわしを作るプロジェクトです。
おわりに
畑では、野菜たちが収穫期を終え、ヘチマだけが残されています。
たわしにするために、このまま茶色く乾くまで放置してから収穫します。
来年のために、種採りも行ないます。
冬休みには、ヘチマたわしを作るワークショップを開催予定です。お楽しみに!