- なぜごみ拾いをするの?
- どんな社会を実現したい?
- 人・時間・お金のお悩みどうしていますか?
このような事について、今年度2025年度から務めることとなった、北海道地球温暖化防止活動推進員の活動交流会で機会を頂き、報告させて頂きました。
なぜごみ拾いをするの?
活動の根っこにあるごみ拾い
2023年12月。手足が凍るほど冷え込んだ日に、雪降るまでの街をキレイにする目的でごみ拾いをしました。
「楽しむ」ことを第一に、この日は千歳市の団体さんからビンゴでごみ拾いをする「CLEANGO!(クリーンゴ)」のレクチャーを受け取り入れました。市内外から19名が参加されました。
ごみ拾いは、はじめの一歩

これは2024年10月に、恵庭市のごみを埋め立てる処理場を見学した時の風景です。
また使える物たちが、次々と捨てられていく。ごみを埋め立てる場所も、残りわずか。
無力感を感じてしまう、そんな中で、はじめの一歩としてごみ拾いをしています。
どんな社会を実現したい?

2020年から5年間で、35回、385人で、86袋のごみを回収しました(2025年6月時点)
ピンクの旗が映る写真は、ピンクリボン運動と合同で、がん患者さんやご家族、ご遺族、支援団体の方と一緒にごみ拾いをしています。2020年から、毎年お声がけ頂いています。
人と地球にやさしい社会をつくりたい
これは、えこにわの活動目的です。
代表のMisatoは、障がい児を育てながら、ただ一つ続けられたことがごみ拾いでした。
一緒にごみを拾った385人の方達は、思いを共にする皆さんです。
活動を続ける内に、私たちのまわりに、人と地球にやさしい社会が広がって行きました。
具体的なビジョンはこちらです。
人々の暮らしの中で、地球の未来を思う行動が根づいている
自分にできることを一歩始めたい。そのような方と仲間になり、今後の活動を模索していきたいです。
工夫していること

あの人がいるから行ってみよう
ごみ拾いイベントに参加される方は、ほどんどが口コミでいらっしゃいます。
「あの人に誘われたから」「あの子と遊びたいから」
草の根のように人と人がつながり、社会にゆるく開いているコミュニティとなっています。
チラシを配らない
口コミ重視のため、チラシの戸別配布はせずに、紙資源の節約をしています。
公共施設へのポスター掲示や、市の公式LINE、コミュニティFMなどで広く周知をして、
参加しない多くの方にも「地域でこんなことやっているんだ」と知ってもらうことが、普及啓発につながると考えています。
色んなエコがあっていい
ごみ拾いと何かを掛け合わせて、色んな切り口から活動に参加して頂けるよう、内容を考えています。
今年度は、背守り刺しゅう、生き物教室、工作WSを組み合わせました。


学習会を聴いた方が数年後に海のごみ拾いに参加したり、ごみ拾いに来た方が次は畑の活動に加わったり。
色んな関心の中からエコに繋がるきっかけになればと思っています。
まちと人がつながってほしい

市主催の環境・エネルギー展への出展、広報えにわで紹介頂く機会があり、えこにわのメンバーは、恵庭市・北海道の嘱託委員を勤めています。
今年度は8月23・24日に開催される『社会教育研究全国集会』環境分科会にて、えこにわの活動を報告させて頂きます。
私たちが続けている小さな活動が、広く遠くに伝わり、これから一歩踏み出そうとしている方へ届くことを願っています。
大切にしていること
1人の百歩よりみんなの一歩

2020年に環境活動家の谷口たかひささんを招き学習会を開いたときに、教わったことです。
専門家任せではなく、誰もがあたり前にできることを広げていきたいです。
行動✕発信 をかけあわせる

小さな活動を広く遠くへ届けるために、ホームページ、メールマガジン、SNS、ラジオなどで報告しています。
イベントにはなかなか参加できない方や、一度参加されただけの方にも、継続的にエコの情報を発信し、メールのやり取りを通じて信頼を積み上げています。
おわりに ~今後の課題
- 時間…みんなの活動時間をどうしたら確保できるか
- 仲間…みんな忙しい中で、どう分担するか
- お金…活動資金、スタッフ経費をどう生み出すか
交流会に参加された推進員さん達に相談してみました。
同じ悩みを抱えている、というお声が多数でしたが、
「映画の上映会のための寄付が集まった」など、経験談やアドバイスを頂くことができました。
これを機に知り合った推進員さん達から学びながら、今後の活動を模索していきたいです。