ごみ拾いって意味あるの？人生が変わるの？　－５年間で300名と拾ってみて解消した3つの疑問－

こんな疑問にお答えします

ごみ拾い歴５年目。これまでに300名を超える方とごみを拾ってみて、ふと、これらの疑問が解消していたことに気がつきました。

これまでのごみ拾い活動についてはこちら↓（ゴミ拾い・環境イベントポータルBLUESHIP）
https://blueshipjapan.com/my/report/1/

ごみ拾いって効果があるの？　やる意味あるの？

答え

ごみを拾う人が、ひとり、またひとり増えて300人になった時に、意味を感じます。
それは、あなたの周りに、差別や分断のない、人とのつながりが生まれることです。

理由

地球に優しいことをしようとすると、方法が色々ありすぎる、手間がかかる、お金もかかる。
ハードルを感じる方が多いです。
そんな中、ごみ拾いは、歩いて、見つけて、拾う。多くの方にとって、今すぐにでもできる行動です。
だから続けることができるのです。

具体例

私達えこにわメンバーは、子どもが小さい、子どもに障害があるなどで、大それたことはできなくても、ひとりで、子どもや仲間と一緒に、ごみ拾いを続けることができています。

とは言っても･･･

毎日、家庭から出るごみが多すぎて、処分しきれずにどこかに流れてしまっている。
たまにごみを拾う位では意味がない、焼け石に水じゃないか･･･と思ってしまうことも、あります。

結論

５年続けてみると、仲間が増え、自治体との協働や助成を受けることができています。
虹のかかるきれいな海を未来の子ども達に残したい。その思いに共感してくれる人がいる、と思えることが活動を続ける希望になっています。

他人の捨てたごみを拾って、何が楽しいの？

答え

ごみ拾いは、究極の’他人のため’の行動です。マインドが変わります。

理由

今だけ、金だけ、自分だけ良ければ･･･大量消費・大量廃棄が進む世の中から、「いち抜けた♪」と一歩を踏み出す行動だからです。

具体例

ごみ拾いを通じて同じ思いの方と出会い、そこから「お洋服交換会をしよう」「へちまたわしを作ろう」と次の行動に発展し、物を多く持たなくても満足できる生活にシフトしていきます。

とは言っても･･･

何でわざわざ休みの日に･･･。家庭のごみ分別だけでも大変なのに･･･。
そう思うことも理解できます。

結論

参加者から、こんな言葉をかけて頂くことがあります。

ボランティアごみ袋を回収しに来られるシルバーさんが、深く頭を下げてくださったことがありました。

他人の捨てたごみを拾って楽しむ方法は、あります。

ポイ捨てされたごみを見ると、気分が塞いでしまう。どうしたら良い？

答え

楽しく拾える工夫をすると、気分がよくごみを拾うことができます。
人によって無数の楽しみ方がありますよ♪

理由

ごみ拾いのシンプルな動きは、色んな分野の活動と組み合わせて楽しむことができるからです。

具体例

子ども好きな人が、子どもに道案内をしてもらいながら、ごみを拾って仲良くなっちゃう。
お洒落な人が、ごみ拾いファッションショーをしちゃう。
ダンスが好きな人が、ごみ拾いの前にかっこよく準備体操をする。
クイズ大好きな人が、落ちているごみを予想して楽しむ。
一点物に目がない人が、レアごみ選手権で優勝をねらう。
ヨガのインストラクターが、瞑想をして、ヨガをしてから、スクール生とごみを拾う。
拾ったごみでオブジェを作っちゃう。

とは言っても･･･

横断歩道の端や踏切前に、タバコの吸い殻。
道路の植え込みに差し込まれた、お弁当の空容器。
負の部分、見たくない物を見てしまうこともあります。

と思えば、駅前のフェンスにトングとゴミ袋がかかっていて、
通勤途中に誰かがごみ拾いをしているのかな？なんて、心温まることもあります。

結論

自分な好きなことと組み合わせると、楽しい気分でごみを拾うことができます。
あなたの好きなこと、大切に思っていることは何ですか？

ごみ拾いを続けると、人生が変わります

ごみ拾い続けて、仲間が増え、自治体との協働や助成を受けることができています。
虹のように色んな個性を持った人達が、お互いを認め合う。そんな社会を願っている多くの方と出会い、その存在を感じられることが、活動を続ける希望になっているのです。