ヘチマたわしって実を煮て作るの?
なるべくエネルギーを使わず、安全にヘチマたわしを作るには?
ヘチマをどうやって乾燥させたらいいの?
このような疑問にお答えします。
ヘチマの収穫時期
初雪がふり、朝晩は0℃近くまで気温が下がる11月初旬。
畑には、根元から切られたヘチマのつると実が残されています。
つると葉は先に枯れて茶色くなりました。
実を触ると、少し水分が抜けて柔らかくなってきましたが、まだ重みがあります。
試しに4本だけ収穫しました。
ヘチマたわしの作り方を調べてみると、実が青いうちに収穫し、煮出す方法もあり、昨年はその方法を取りました。
今回は、畑で自然乾燥させて、火を使わずにたわしを作る方法を取ることにしました。
火を使わないたわしの作り方
ヘチマを数日間、室内に置いておくと、乾燥して半分ほど茶色く表面が乾いてきました。
40℃位のお湯をはったボウルの中に、ヘチマの輪切りを一つずつ入れます。
皮を取り除き、余分な実や種は、指で押し出して取り除きます。
実と種を取り除いた後(上)と前(下)です。
たわしについた黒っぽい汚れも、お湯でもみ洗いすると落ちてきます。
新聞紙・盆ザルの上にヘチマたわしを置いて、あたたかい場所で乾燥させます。
乾燥ネットを出してきて、その中にヘチマたわしを入れ、日当たりの良い場所に吊るしました。
こちらの方が、乾燥が進みそうです。
一度洗っただけでは、茶色い部分が残るものもあります。
去年は、たわしとして使っているうちに、白くなってきたので、茶色い部分も捨てずに残します。
実がカビてしまったもう一本は、たわしになる中の繊維も腐ってしまい、ヘチマたわしをつくることはできませんでした。
一つのヘチマの実から、4つのたわしができました。
畑に残っている数十本のヘチマは、全体が茶色くなるまで外で乾燥させて、その後手分けしてたわし作りをする予定です。
まとめ
火を使わない!自然乾燥でヘチマたわしを作る方法についてまとめます。
- ヘチマの実を煮てたわしを作る方法もあるけれど、自然乾燥すると火を使わず、少ないエネルギーでヘチマたわしを作ることができます
- 自然乾燥のヘチマたわし作りは、やけどの心配もないので、親子などで安全に作ることができます
- 自然乾燥するときは、カビないように注意が必要です(雨に当てないなど)
- 実が青いうちは、種が白いため、種取りをする場合は、実の追熟が必要です
食器を洗うスポンジを、プラスチック製のものからヘチマたわしに替えることで、巡り巡って海をきれいにしたいと願っています。
ヘチマが海を救うプロジェクト、みなさんも身近な畑で始めてみませんか?