へちまが海を救う!?ちっちゃな畑『へとちの間』

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へちまが海を救う!?

畑やグリーンカーテンで大きく実をみのらせるへちま。
へちまが海を救う!?
海とどんな関係があると思いますか?

2023年に実ったへちま

毎日食器を洗うスポンジを、へちまたわしに替えて海を救います

プラスチック製のスポンジ
へちまたわし

プラスチック製のスポンジで食器を洗うと、細かく砕けたマイクロプラスチックが、排水に流れ、海に行き着きます。
それは、長い間分解されずに漂い、巡りめぐって、新雪の中など私たちの身近なところに、還ってきているかもしれません。

できるだけ自然由来のものを使って暮らしたい。そして、手作りで楽しく、自然と触れあいながら、何ができるかな?
そう考えて始めたのが、へちまを育て、たわしを作るプロジェクトです。

2022年はプランター栽培でグリーンカーテン、2023年は苗を買って共同畑で栽培・収穫・加工。
そして今年は・・・。

共生農のへちま栽培を始めました

北広島市島松沢で共生農の講座を開いている、シェアファーム・マイム。
「マイムは、農から全ての命と地域が共に活性し循環する、自然の声を聴き自然と共に生きる共生農の学び舎」(マイムFacebookページより引用)

月に一度、マイムで学んだことを持ち帰り、ワーカーズコープ恵庭の共同畑でへちまの栽培をしています。

タネの交換会で、固定種のへちまをいただきました

3月のマイムのタネ交換会で、固定種のへちまを頂きました。

へちまのタネを爪切りでカットして、発芽しやすくします。へそと呼ばれる突起の部分から根が出てきます。見分けるのがなかなか大変。

ボットにタネをまいて、育苗します

地面の温度が25~30℃くらいが適温だそうです。トマトなど他の野菜よりもずっと遅い、5月の連休明けにポットへタネをまきました。

芽が出た!

職場の日当たりの良い場所で待つこと15日。
芽がゆっくりと頭をもたげ、かわいらしい双葉が開きました!

なんと、頂いた30粒全てが発芽。発芽率100%です。

1ヶ月ほどすると4枚葉となり、外気浴をさせて慣らしていきました。

土作り

ワーカーズコープ恵庭の共同畑では、子ども食堂で作るカレーの材料となる、タマネギ、ジャガイモや、アスパラなどを栽培しています。
その一角に、共生農エリアとして、一区画を空けておいてもらいました。

このちっちゃな畑を『へとちの間』と名付けています。
昔、ヘチマは「糸瓜(とうり)」と呼ばれていて、いろは順の仮名文字で、「へ」と「ち」の間に「と」があることから、ヘチマという名前になったという説があるそうです。

6月の初めに、畝立てをしました。
共生農で教わったように、耕運機やクワで耕すことはせず、剣先スコップで地面をざっくりとほぐし、目立つ草を除く程度にします。堆肥や肥料は入れていません。
雑草よけに、黒マルチを敷きました。

定植 ~ポットから畑へ~

6月末に、ポットから畑に定植しました。
苗は育ちが良く、畑に植え切れないものは、職場の方や、タネを譲ってくださったマイムの仲間にもお裾分けしました。

支柱立て・ネット張り

また別の日に、ツルを絡ませて実を支えるための支柱立て、ネット張りをしました。

共同畑を主に担っている職場の方が、早朝から単管を斜めに組んで、支柱を建てて下さいました。
そこに、ウリ科用のネットをかけ、バンドで固定していきました。

同じ週に、マイムでもビニールハウスの中に支柱を建てました。
手作りの穴開け器を使い、等間隔で植えていきます。
ハウス部材の固定の仕方や、農家さんの便利なテープ使いなども教わりました。

海を救うまで、まだまだ畑のしごとは続く

タネから苗が育ち、畑にお引っ越しして、へちまも私たちもホッと一息。
干ばつ寄りだという今年の気候。
野菜は人の足音を聞いて育つ、ということも教わりました。

ひとり、またひとりと仲間が増えているへとちの間。
自然の力と人の力を活かしあい、すくすく育つのを見守っていきます!

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えこにわ通信

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